小鳥の訪問に心和む我が家
今年、この地にしては珍しい積雪にみまわれた日、食べ物を探すのも大変だろうと、パンくずを容器に入れて置いた。
1日に何度となく来る。なんという名だろう。雀の大きさくらいで、色はモスグリーン。二羽が無心にパンくずをつつく。すりガラスの向こうでは、はっきりとした特徴もわからないが、チュッ、チュッ、チュッ、と鳴く。動きは優しく可憐で心が和む。
家の中から、そおっと息をこらして眺める。茶色の鳥、大きめの鳥と、日が経つにつれ来訪者は5羽となった。「今朝は食べに来たかなあ」などと家族で会話をかわす。
大学受験の娘をかかえ、ともすれば親も心が重く沈むこの頃、こんな訪問者は大歓迎。ひとときの潤いを与えてくれる。二階の娘の部屋から窓を開ければバードウォッチングが出来る。
勉強の疲れをいやしてくれるかもしれない。
ともあれ、一日も早い娘の春を待ちわびる。
1990年 3月11日 朝日新聞 声 掲載
この鳥は、メジロでした。 今も時々庭に飛んできます。
by abeliam | 2008-02-27 16:05 | Trackback | Comments(0)

