勇気を出してハグしよう
「もっと抱きしめ合おうよ、ハグ入門」 という記事を読み、ハグとは抱きしめることだとわかった。日本人、特に私たちの年代はスキンシップが苦手な人が多いと思うが・・・
私自身は平均以上に不得手だと思う。母を早くに亡くし、抱きしめられたり背中を流してもらった記憶がないのだ。父の愛に包まれて育ったが、父親の愛情表現は母親のそれとは違う。
私もどちらかというと父親的な愛を子供たちに注いでいたのではないかと思う。
二人の子供が大学生になった今も、乳房をまさぐる柔らかい手の感触は、まだ生々しく残っている。でも大きくなるにつれ、スキンシップにはテレがあった。命懸けで子供たちを守ることはできると思うけど。愛情表現が苦手な母を彼らはどう思っているだろう。
ぎゅっと手を握ってくれる友、声をかけるより先に後ろから肩を抱いてくれる友。彼女たちの幸せな過去を見る思いがし、羨ましくもある。
私も一度、テレを捨ててやってみようかな。子供たちは びっくりするだろうなと考えていると、ほのぼのとした気持ちになってきた。
殺伐とした世の中、勇気を出してハグしてみませんか。
1992年 6月1日 読売新聞 ティータイム 掲載
by abeliam | 2008-03-13 15:49 | Trackback | Comments(0)

